不器用な語学力を持つ少年は、しばしば誤解され、過小評価される。ある時、大学の日本語クラスで、言語を学ぶことはとても簡単で快適なことだと知り、彼は第三言語を学ぼうと決心し、頑固さと好奇心で日本の建築技術を学ぶ旅に出る。
東京工業大学(現・東京科学大学)での日々は決して楽ではなかった。彼は自分を追い込み、日本語で学士論文を仕上げた。昼は研究室で先輩と一言一句を何度も推敲し、夜は研究室でプログラムと格闘した。学んだことを社会に貢献する方法を考え始めたとき、一つの海上風力発電に関するニュースが目に飛び込んできた——広大な海面と勢いよく回る風車が、まるで別世界から手を差し伸べるように感じられた。その瞬間から、彼の目標は単に建築することではなく、技術を使って環境を守ることへと変わった。
彼には近道などなかった。兵役中の空き時間を使って専門書や論文を貪るように読み、ひとつひとつの時間を夢に近づくための資本とした。粘り強さと成績を武器に試験を突破し、日本台湾交流協会の奨学金を得て東京大学で洋上風力発電の研究を深めた。厳しい師の指導のもと、彼は不屈のエンジニアへと成長した。
今、彼は日本の建設会社で洋上風力発電に関わる仕事をしている。もはや言葉を恐れず、業務では日本語に加え英語と中国語も欠かせないコミュニケーション手段となっている。海上で基礎を据え、風車を吊り上げ、一基また一基と風力発電機を完成させるたびに、彼はかつて自分を過小評価していた人々に語りかけているかのようだ──かつて言語に縛られていたあの少年は、いまや両手で夢を風の中にそびえ立たせているのだ。これは転換と責任の物語であり、自己疑念から専門性へ、過小評価される立場から必要とされる立場へと変わり、技術を未来を守る力へと変えた一人の物語である。

EP1:
東科大交換留学生になる!
(更新中)
子どもの頃、勉強が嫌いで、英語の先生が彼のテスト用紙を丸めて捨てたことさえあった。しかし大学時代の対日校際交流で日本の卓越した建設技術に触れ、強い衝撃を受けて以来、留学を決意し日本へ渡ることを心に誓った。

EP2:
東大修士の道へ
(未完成)
兵役に就きながら猛勉強し、ついに全額奨学金を勝ち取った。しかし東大に入ってみると、指導教官は噂に聞く通りの厳格な名物教授で、就職活動では外国人が日本での「就活」で直面する多くの困難を自ら体験することになった。

EP3:
社会人新人の試練
(未完成)
多くの苦労を経て卒業し、大手企業に入れば安泰だと思っていた。しかし職場に入ってみると、細かな点や暗黙のルールが次々と現れ、息が詰まる思いをした――そして「外国人」というレッテルは、通行証なのか、それとも足枷なのか。